壮大なオーケストラで聴くドラゴンクエストの世界 すぎやまこういち 交響組曲ドラゴンクエストV 天空の花嫁

 昨年の7月にドラクエコンサート「壮大なオーケストラで聴くドラゴンクエストの世界 すぎやまこういち 交響組曲ドラゴンクエストV 天空の花嫁」が新潟で開催されたので参加した時の思い出話を。

 『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁』といえばシリーズでも一番好きなタイトルです。指揮は大井剛史さん、演奏は山形交響楽団のみなさんでした。
 プログラムはこちら。
■序曲のマーチ

王宮のトランペット

■街角のメロディ~地平の彼方へ~カジノ都市~街は生きている~街角のメロディ

■淋しい村~はめつの予感~さびれた村

■愛の旋律

■空飛ぶ絨毯~大海原へ

 休憩20分

■洞窟に魔物の影が~死の塔~暗黒の世界~洞窟に魔物の影が

■哀愁物語

戦火を交えて~不死身の敵に挑む

■高貴なるレクイエム~聖(ひじり)

■大魔王

天空城

結婚ワルツ

 

 アンコール
過ぎ去りし時を求めて

・序曲XI
 『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』より
 交響組曲バージョンはPS2版の音源でも使われていましたがこうして生オーケストラで聴くとやはり違いますね。演者さんが観られるのすごい。

 大井さんは自己紹介の時「ドラクエ大好き」ときちんと語られてました。それからドラクエ5の作品解説になり、スーファミ版の発売が1992年で30周年、その後DSやiosでも出たとお話されました。PS2とかAndroidは?と心の中でツッコんだ(笑)。堀井雄二さんによれば「本質は感動」というお話があり、家族をめぐるストーリーが人生を体験するゲームと。
 その後ソロパートがある人の紹介で、人生のドラクエプレイ時間が500時間を超えた方も。「はめつの予感」で使われるのは「ビブラフォン」、確かに恐怖が煽られました。
 前半の曲では序曲のマーチってこんなに明るくなるのかと。天空ファンファーレの印象か。王宮のトランペットの時点でもうウルッとしました、あの誕生シーンが。愛の旋律は改めて聴いて感動しました。切ないんだけどどこか情熱を感じたというか。空飛ぶ絨毯はメイン旋律の裏で流れる伸びる音がずっと気になっていたんですけどやはり今回も気にかけてました。
 大井さんのMCで前半は癒し系やゆったり系。会場の響きを「幸せな響き」と言ってくれました。そして今回のコンサートは2022年において主催のBSNが70周年、山形交響楽団さんが50周年、ドラクエ5が発売30周年というアニバーサリーが重なるすごい偶然でした。

 

 休憩後はドラクエ5のお約束、「花嫁どっち?」アンケートがありました。この質問はセンシティブと言われてますが個人的にはファンのあいさつの一環レベルかなとは思ってます。ビアンカかフローラかデボラかを愛の旋律が流れる中考えるんですよね。大井さんによれば地域差があるらしい(笑)。結果はビアンカが会場の7割くらい、フローラが250人ほど、デボラが40人ほど、未プレイの人もぽつぽつ。複数回答OKだったのでビアンカとフローラで挙げちゃいました、すみません。ちなみにオレは人生初プレイではイオナズン使えるフローラ、その後は感情でビアンカ選びました。でも大人になってからだと見ず知らずの一目惚れに等しい主人公のプロポーズをOKしてくれるフローラの決意がすごくありがたくなるんですよね…。女性と縁がない悲しみです(笑)。

 そういえば今年2023年のスクウェア・エニックスホールディングス株主総会新社長の人柄を知るためビアンカ派かフローラ派か質問された方がいらっしゃったそうで。

 

 話を戻して。「ルドマンに話しかけた人?」「掃除のおばさんに話しかけた人?」のアンケートもする辺り大井さんはかなりコアなファンでした(笑)。ちなみに2階に行くとルドマンの奥さんにも話しかけられるんですけど反応は特にないです。さらに書くとルーラで逃げようとすると「しかし選んだ花嫁にプロポーズせずここを出てゆけば皆をがっかりさせることになるだろう……」と出るのが面白い(笑)。

 山形ではビアンカが9割だったそうです。大井さんの持論ではビアンカが多い町は保守的でフローラは大都市に多いらしい。すぎやまこういちさんはセーブを分けておくらしいという話も聞けました。せっかくだからベビーパンサーにつけた名前も聞いてほしかったです。6でアンケートとるならなんだろう。誘拐事件を正直に報告したかどうか?

 後半はもうフルスロットル。死の塔の意外な美しさに驚いたり、哀愁物語ではパパスの手紙思い出して泣きそうになったりしました。高貴なるレクイエムは悲しみと悔しさが。戦火を交えて不死身の敵に挑む大魔王の戦闘系はやはりテンションが上がりました。大魔王のティンパニソロは迫力大で見入ってました。天空城は本当に好きな曲です。涙腺を刺激すると同時に癒されました。
 そしてエンディング結婚ワルツ。結婚式で流したいんですが許してくれる方いませんか?BGMにして「私たち結婚しました」ポーズやりましょう(笑)。

 アンコールは過ぎ去りし時を求めてに序曲XIと、まさかのドラゴンクエスト11からの選曲でした。主人公のイメージカラーが紫だし5と通じるものがあるかと。過ぎ去りし時を求めても本当に贅沢なエンディング曲。ドラクエ11版の序曲は明るさと華やかさが半端じゃなかった!ちなみにアンコールのセトリ立て看板は黒地に白枠白文字というドラクエのウィンドウ風でした。細かい!

 本当に楽しかったです。様々な楽曲を聴くうちに初めて遊んだ時の思い出だったりゲーム内での名場面が蘇ったりと記憶と結びついて感動をもたらしてくれました。ゲーム音楽ってゲームを離れても進化していくんだなあと。また、コロナ禍においての癒しとなりました。

 ドラクエ5は作品も音楽も魂に刻まれるくらいに特別で大好きな作品でしたし、こうして生のコンサートという形で新しい思い出が作られたことが本当に幸せでした。開催してくれたこと本当に感謝です。人生という名の冒険をさらに豊かにしてくれましたし、これからも困難に立ち向かう勇者のような心をもらえたので日々と戦う勇気と力にできた気がして今までやってこれました。

 企画・開催にこぎつけてくれたみなさん、指揮の大井剛史さん、演奏の山形交響楽団のみなさん、そしてドラクエシリーズの音楽の生みの親すぎやまこういちさんありがとうございました!